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沖本君へ綴った手紙、俗に言うラブレターを、


あの小さな桜の木の下に、沖本君の死体と一緒に埋めた。




「大好きよ、沖本君。


貴方が死んでも私は大好きぃ」




にんまりと笑って。


心から笑って。




「じゃあね」




沖本君の死体の上から、土をどんどん被せていった。




沖本君の顔はもう、見えなかった。