それくらい好きだったから、


愛里と付き合っていると知った時は、衝撃でした。


あり得ないくらい、泣きました。


愛里と、喧嘩しちゃったりもしました。




だけど、沖本君への気持ちは変わりませんでした。




帰り道に、沖本君を見つけたとき、私の足は


無意識に沖本君と同じ方向を歩いていました。




気が付くと、沖本君の家がありました。




そして、沖本君が私がそこにいる事に気付いて、


でも、私が後をつけていた事は知らなくて、


だから、私の帰りを心配してくれた時、本当に胸がドキドキしました。


私の帰りを心配してくれた事、本当に嬉しかったんです。




だから、その後、何度も何度も沖本君の家の近くをウロチョロして、


わざと沖本君に、私の帰りを心配されるように、していました。




でも、その事により、沖本君は私に、もうやめてくれと言いましたね。


私は、あの言葉が、きっと愛里が沖本君に命令して、


言ったものだと思っていました。




だから、沖本君に命令した愛里が許せなくて。


そして、沖本君と付き合っている愛里が妬ましくて。




私は、愛里を殺そうとしたのです。