そして、二年生になり、同じクラスになれた時は、


嬉しすぎて死んじゃうかと思いました。




だって、ずっと好きだった沖本君と同じクラスですよ?


もしかしたら、話すチャンスとか、あるかもしれないじゃないですか。


でも、結局、私はあまり沖本君に話しかけれませんでしたね。




それでも、嬉しかったんです。


桜の木の世話している沖本君以外の、沖本君が見れらる事が。


本当に嬉しかったんです。




授業中、眠っちゃう沖本君も。


先生に当てられて、焦っちゃう沖本君も。


本棚の整理をする沖本君も。




見られて、すっごい嬉しかったんです。


たくさんの沖本君が見れて、胸が躍りました。