「諦めついたから、吹っ切れた?」




笑顔でそう言う、愛里。




まだ、信じていたのか。


私が、沖本君を諦めるって言った事。




ぶっちゃけ諦めるわけなんか、ないじゃん。




だって、こんなに好きなのよぉ?




沖本君の彼女なら、親友だった子でも殺そうとして、


沖本君に嫌われても、それでもまだ好きでいて、


私がいじめられているときも、沖本君は助けてくれなかったけど、


それでも好きでいて、


沖本君の家に居た事がバレて、拒まれても、




こんなにも好きなんだよ?


大好きなんだよ?


愛しているんだよ?




嫌いになるわけ、ないじゃん。


私の"好き"が終わるわけ、ないじゃん。