-翌日-





私は、自ら進んで、学校に行った。


お母さんの機嫌が、ちょっとだけ治った。




学校に行くと、円の姿がどこにも見当たらなかった。




あの程度で学校を休むとか、私をいじめていた人間は


小さいな…。


と思った。




正直、ざまあみろって思っていた。




だから、担任が円が休みだという事を皆に知らせた瞬間、


ちょっとだけ笑みがこぼれた。




「ふふっ…」




と、誰にも気付かれないように、小さく呟いた。