愛里の髪が揺れると同時に、真っ赤に染まる。




え…?


え………?




愛里の頭からは、赤い血が流れている。




ええ…………?


私……………………?




「うっう…」




愛里は意識はあるようだった。


けれど、とても苦しそうにしている。




怖くなった私は、愛里を無理矢理、玄関の外へと放り出した。


愛里は、抵抗出来なかった。




私…また愛里を傷つけちゃった…。




だけど…だけど………。




ううん、違う…。


違う…。