ううん、なんでもない……。




さて、これからどうやって沖本君を補給しようか…。


それとも、いっそ、死んでしまおうか…。


沖本君に嫌われちゃったわけだし…。




「あ…、本当にどうしよう…」




ていうか…。


暑いなぁ…。




夏の暑さが、私を答えへと導いてくれない。


寧ろ、遠ざけてくる。




こんな暑い日は、友達とプールにでも行きたいところだけど、


生憎、友達はいないし。




沖本君を補給できないまま、私はその日、眠りについた。