それから、沖本君のお母さんが来て、もうハチャメチャ。


もうグチャグチャ。メチャクチャ。




「もう関わらないで…」




沖本君のお母さんに、そう言われた。




「もう、家にも来ないで…」




沖本君のお母さんに、そう言われた。




私は、家に帰って、お母さんに説教くらった。




あーあ、なんだか世界がまた終わった気分。




愛里に裏切られて、沖本君に嫌われて、円にも裏切られて、沖本君に拒絶されて。


私の心が、また黒くなっていくね。


濁っていくね。




痛くなっていく心。




でもなんだか……。