最初で最後の口づけ

でも、お母さんは、




「ちゃんと学校に行ってきなさい!


ちゃんと、安藤さんに謝罪しなさい!!」




と、カンカンに怒っているので、逆らえない。




だけど、学校に行く気も起こらないので、


私は学校へ行くフリをして、違う場所へと行くことにした。




どこに行こうかな。


適当に歩いていた。




あれ…?


でも、この景色、どこかで見たような………。




そのまま進んでいくと、


私の足は、ピタリと止まった。




ここ…。


もしかして……。




沖本君の家………!?