「誰が……誰が言ったの…………?」


「安藤さんよ!貴方の大親友だって、安藤さんは言っていたわよ!?」



安藤…!それは、紛れも無く、円の名字、円の事だ!!


円は、自分が突き落とした事を知られるのを恐れて、


私が飛び降りたって事にしたんだ!!!


間違いない!!!




「お母さん、それは嘘よ!」


「貴方は、お友達の事を信用しないっていうの!?


私、そんな子に貴方を育てた覚えはなくってよ!!」


「お母さん、私の話をちゃんと聞いてよ!!!」




私は、必死で訴える。


けれど、




「アンタみたいな、屑の話なんか、聞いてられないわ!!」




そう吐き捨てて、お母さんは病院から出て行った。




「そんな……お母さん、酷い………!」




何で、私の事を信じてくれないの!?


私の、お母さんなのに……!!