それから毎日、圭太と話す事もなくなった。 好きだから?恥ずかしいから? 分からない。 2人の赤らめた頬が余計に苦しく感じた。 「あっれー、耳超赤いよー?」 「そんな俯くなって!」 「ほらほら、手繋いだら?」 運動会の練習の時が1番苦しかった。 だって、皆で輪になって手をつなぐ時、私の目の前で2人が居たから。 ぐっと涙を堪えた。 なんで泣いているのか分からない。 でも、涙が止まらなかった。