それから2日後、私は思いきって口に出した。 「夕日君…」 「なに?」 「私、夕日君の過去を知らないから…その…」 「だったらなに?」 「私、夕日君からもらった銀色のカギを無くしてしまったの…。その時にゆゆちゃんが…―――」 「あぁ、そうゆうこと。」 ……え? 「言っとくけど、俺は親しくしようと思わないよ。花田ともただの隣の席の人としか思ってないから。」 「夕日く…」 「会いたくない」 そう言葉を言い捨て、行ってしまった。