あの日あの時...あの場所で








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「んっ....あぁ..んっ」

甘い声を出して、ソファーに座る俺の上で腰を振るこの女は...誰だっけ?


「...っつ...」

跳び跳ねるような激しい動きに思わず声が出た。


上半身の服はエロくはだけたままで、ずれ下がったブラから片方の乳房が放り出されたまま、それを口に含んで甘噛みしてやれば、女は甲高く啼く。


片方の足首に小さなパンツを引っ掛けたまま、髪を振り乱し一心不乱に腰を振る女は身を逸らせて高みに昇っていく。


「...あぁ..いい..イくぅ..」

甲高い悲鳴を上げた後、俺にぐったりと体を預けてきた。


「自分だけイッて満足してんじゃねぇぞ?」

そう言うと下から激しく突き上げた。


「あぁ...だめぇ..い..まイッたばかりなのに..ぁあ」

苦しげに喘ぐ女を無視して激しい行為を続ける。



水音と肌のぶつかり合う音が、部屋に響き渡る。

こんなにも虚しい行為なのに、俺は野性的に腰を振り続ける。


溜まった欲を吐き出した後に残るのは虚無だと言うのに.....。


バカな俺は何度も繰り返す。

胸の奥に空いたままの空間を埋めようとして。


気持ちもない女を抱いても、埋まるはずなんてねぇのに、止められない俺は愚か者だ。



ラストスパートに激しく突き上げて、水音のするそこから勢いよく引き抜いた。


「....くっ...」

薄いビニールの中に吐き出したそれは、白い欲。


手元に置いてあったティッシュの箱から数枚抜き取るとビニールを抜き取った。



「はぁ...はぁ..もう少しで、イク所だったのに」

女は激しい息遣いのまま、甘えた様に俺に抗議する。


「知るかよ」

そう言うと俺は女を膝の上から下ろす。


「ん、もう。キングはゴムをしていても中ではイかないって本当なのね。中でイってくれたら、もう一度イけたのに...」

隣に下ろされた女は恨めしげに俺を見る。

こいつは...いらねぇ。


「.....」

俺は女に答える事無く立ち上がるとバスルームへと向かった。


後ろで女が何かを叫んでた気もするが、もうあの女は用済みだ。


ゴムをしてても女の中でなんて気持ち悪くて吐き出せるわけがねぇ。

それを強要する女は要らねぇ。


俺の思い通りにならないなら、性欲処理の駒としては不十分だ。


衣類を脱ぎ捨てて、浴室に入ると熱いシャワーを浴びた。