あの日あの時...あの場所で







目的地に辿り着いて、カフェに入った。

ここでも、私達は注目の的で。

ま、豪達が居て、愛らしい桃子と綺麗なお姉さんな梅が居て、金髪青い目の私が居れば、人の注目を引くのは仕方ないんだけどさ。


間違いなく、私達の居るテーブルだけが異色な雰囲気を醸し出していた。



パフェを頬張る私の横で、ブラックコーヒーを飲む豪は既に不機嫌だ。

人混みがに嫌いな上に、女の子達がキャーキャー騒ぐもんだから、機嫌は悪くなる一方なの。



「豪、ここを出たら、直ぐに水着買って帰ろうね?」

疲れた顔をしてるから申し訳ないし。


「別に良い。こいつらと好きな物見て回れ」

対面に座る梅と桃子を顎でさす。


「ううん、いい。このメンバーで動くと騒ぎになるしね」

実を言うと私もすでに人混みに酔ってきた。


「確かにそうね?休みだしお昼を過ぎれば更に増殖してきそうだしね?彼らの追っかけが」

苦笑いの梅に、

「ごめんね?」

と言う。


「だから、謝る必要はないってば。騒ぐバカ女達が悪いのよ」

そう言って、こちらをチラチラ見てる女盛り達を鋭い目付きで睨み付けた。


綺麗に梅の睨みは、ゾクッとするほど怖い。



「ほんとだよね?あんまり人が増えると瑠樹が危険な目に遭ったりするかも知れないし。ここからは退却ね」

桃子の言葉が嬉しかった。


二人とも私の事を考えてくれてありがとう。



「良い友達が出来て良かったな?」

ジーンと感動してる私の頭を、豪がガシガシと撫でる。


「うん、そう思う」

笑った私の瞳にはうっすらと涙が滲んでた。



「森岡さんに認められたよ、梅」

感動して隣の梅の肩をグラグラ揺らす桃子。


「そうね?瑠樹の友達として認めてくれてありがとう」

桃子に頷いて、豪を見た梅。


「別に」

もう、一躍世間を騒がせた女優なの?豪は。


「ツンデレ」

と肘で豪を続いたら、


「うっせぇよ」

と怒られた。

こわいから睨まないでよね?