あの日あの時...あの場所で









一日休むつもりだった学校は、翌日に熱をだし結局3日も休んだ。

微熱でお風呂に入ったのが良くなかったんだろうか?

それとも...精神的な物だったのか...。


豪と彼女が一緒に居る所を見るのが嫌だったから、ちょうど良かったけど。


私、自分勝手だよね?

豪の気持ちに答えても無いのに、こんなヤキモチみたいな感情を持つなんて。


私には豪と彼女の邪魔をする資格も、その事で豪を怒る資格もないのに。

本当...なにやってんだろう。



私が学校に行かない間、柊も休んで看病をしてくれた。

柊の所にお世話になった上に、学校まで休ませちゃうなんて申し訳ないと思ったけど、一人になりたくなかったから一緒に居てくれた事は凄くありがたかった。
 
一人だときっと心細かったと思うし。




柊は私を甘やかす。

昔みたいに優しく寄り添ってくれる柊に、私のアンバランスだった気持ちも落ち着く事が出来たんだと思う。







「...柊、明日から学校に行こうと思う」

白くて大きなソファーにルームフェアーのまま寝そべったまま対面のソファーに座る柊を見た。


熱も下がったし、そろそろ行かなきゃ。

授業についていけなくなる。



「もう大丈夫か?」

足を組んで英字新聞を読んでいた柊が顔を上げて私を見た。

この大丈夫の中には沢山の言葉が詰まってる事を私は知ってる。


「うん、大丈夫。ほんとにそろそろ行かなきゃ不味い」

勉強は嫌いじゃないけど、ついていけなくなるのは怖い。

それに梅達にも心配をかけちゃってるだろうし、熱が下がったなら元気な顔を見せなきゃね。


柊の所にお世話になるのも気が引けるし、そろそろ自分の部屋にも帰りたいから。
 
柊に迷惑をこれ以上かけたくないし。



「分かった。明日から送り迎えは俺がする。だから、この部屋にちゃんと、戻ってこいよ」

「へっ?」

返っときたのは思ってたのと違う返事。

病気が治ったのをきっかけに、ここを出ていくつもりでいた私には寝耳に水だ。