あの日あの時...あの場所で







学校を終えて自宅へと送って貰った。

今日は夜叉の巣窟には行かない。


豪達の会合があるらしくて、行くのを遠慮した。

私が居ると話せない事をあるだろうし。


ここの所、西と南の末端の男の子達が自棄に揉めているらしくて、その対策と今後の方針を話し合うらしい。


それと4校統一を年内にと言う声が高まってきている様で、その事も議題に上がるかもしれないと豪は言ってた。


豪的には4校統一なんて興味はないらしいけど。


皆が望めば動かざる終えないと溜め息をついてた。


4校統一.....それは柊達も狙ってる。


いつか二人が衝突する事になるのだろうか?


その時、私は.....。


自室のベッドルーム、窓際に座って暮れかかる夕日を見つめていた。


男の子達の世界は私は分からないし、それに首を突っ込む事も無いけれど。

豪の側に居る以上、何を知らないなんて言ってられない。


いつか...直面する事になる。

柊が敵に回る瞬間に。


だって、私は狼姫。


西のキングとは敵対関係。



「何だか色々と複雑になってきたなぁ」

溜め息混じりに漏れ出た言葉。


ぼんやりしてないで私服に着替えよう。


そう思って立ち上がった時にスカートのポケットからカサッと聞こえた音。


そうだ、手紙...。


彼女の届けてくれた手紙。


ポケットからそれを取り出した。


白い封筒に入ったそれ。


圭吾は何を思ってこんなものを、わざわざ小西さんを使ってまで届けたのだろうか?

読むべきか...読まざるべきか...。