私は色々な意味で彼らに守られてるんだと改めて思う。
「瑠樹.ジェンキンスです。小西先輩」
彼女は名乗ってくれたのだから、あえて隠す必要はない。
「瑠樹ちゃんね?見た目も可愛いけど名前も可愛いのねぇ。瑠樹ちゃんに先輩だなんて言われたらドキッとしちゃうわ」
うんうんと首を縦に振りながら一人感心する小西さん。
ああ、やっぱり誰かを連想させる。
この軽いノリ。
「.....」
誰だろう、必死に記憶を捲ってみる。
そして、一人思い当たる。
いや...まさか...うん、違うよね?
この人が彼と繋がってるの?
「あ、私、本当に何もしないからね。噂の狼姫に会ってみたかったのと、頼まれた物を渡し来ただけだからね」
考え事をして難しい顔になってた私に、何かを勘違いしたらしい小西さんは焦った様に顔の前で左右に手を振った。
頼まれた物?
「あ、はい。そうですか」
怪訝そうに眉を寄せながらも返事を返した。



