あの日あの時...あの場所で







関わりたくない。

関わらないで。

関わっちゃダメ。


柊の手は私以外を抱き締めてきた。

そして、彼の側には私以外の別の誰かが居るんだ。


だから、ダメ。

心の奥にしまいこんだ気持ちを甦らせちゃダメ。


柊、お願い。

もう、私の心を掻き乱さないで。


私達はあの頃の私達じゃない


貴方は私の居ない三年を...。

私は貴方の居ない三年を...生きてきたんだから。


だから、私達の道はもう交わらない。


柊.....貴方は今何を考えてるの?



私は静かに目を閉じた。


真っ暗になった視界、思い浮かぶのは去り際の柊の顔。

あんなに切ない顔をどうしてしてたの?

私から離れたのは柊でしょ?

なのに...どうして...。



南や西なんて関係を全て取っ払ったとしても、私は柊の差し出した手を二度と掴むことなんて出来やしないのに。