あの日あの時...あの場所で









何処に行こうかな?


シャワーを浴びて、簡単に作った夕飯を食べながら考える。


最近、咲留は土日にしか泊まりに来ない。


家に帰らずに、あまりにもここに居候しすぎるもんだから、パパの雷が落ちたらしい。


帝王学を学んでる大事な時に勉強を疎かにして、シスコンぶりを発揮しすぎたからだ。


自業自得と言えるであろう。


少し寂しくはなったけど、パパの言うことは正しいと思う。

咲留は将来、パパの会社を継いで何千と言う人と上に立たなきゃならないんだもんね。


それは、その人達やその家族の生活を背負う事を意味する。


生半可な勉強で背負えるほど簡単なもんじゃないしね。


咲留には私の事よりも、帝王学や経済学をしっかりと学んで欲しい。



チキンライスとコンソメスープをぼんやりと見つめる。

一人だと味気無いなぁ。


ま、我が儘なんて言ってられないね。


咲留には咲留の道を進んで欲しいし。


だけど、一人の部屋は静かすぎで...ちょっも寂しい。



あぁ、もうテンション下げてる場合じゃないわ。

ほら、楽しいこと考えよ。

明日は豪達とお出掛けなんだし。


「遊びに連れてって貰うんだもんね」

楽しまなきゃ。

目の前のチキンライスを頬張りながら考える。


さてさて、何処にしようかな?



色々考えてると楽しくなってきた。

うんうん、この調子だ。


最近、余計な事ばっかり考え込んじゃってたし。


忘れた、関係ない、そう思うのに...浮かんでくるんだもんなぁ。


モグモグ食べながら、ぼんやりと空を見つめた。


私ってこんなウジウジしてたなんてなぁ。


ほんと、新しい発見だわ。