「!!」





私は、うつ伏せだった自分の体を起こした。




そして、にやっと、口角を上げる。



「水魔叶!!」



思い切り叫んだ瞬間、


ザバアアアっ!!



ばしゃあっ………






パチパチ………パチ……



水魔叶によって、火の海は鎮火した。



「……どうする、唯一私を足止めしていた『烈火斬』が消えてしまったよ?」




「………くっ」






「……これでトドメよ、………『新樹林月葉』!!」







ザザザザザザザっ!!



「『風魔凛』!!」





バシィ.