この日は、6月の上旬

私は、雨が降るとは知らず、傘を持ってきていなかった。

なので私は、雨が止むまで学校で時間を潰そうと思っていた。

でも、雨は止む様子もなく、降り続けいた。

このまま学校にいても時間の無駄だと思った私は
濡れる覚悟で家まで走って帰ろうと思っていた。

すると、後ろから肩を叩かれた。

後ろを振り返ってみると、容姿は完璧なのに無口、クールと言われている
青山遥輝【アオヤマ ハルキ】がいた。

どうしたのだろうと思い、声をかけてみた。

『青山くん、どうしたの?』

「お前、傘を忘れたのか?」

『うん、、、
 今日、天気予報を見るの忘れていて、、、』

「そうか。なら、俺の傘を使うといい。」

『えっ!?そうしたら、青山くんが濡れちゃうじゃん!』

「俺は別にいい。だから、お前が使え。」

『本当にいいの?』

「あぁ。」

『ありがとう!』

「あぁ。じゃあな。」

青山くんが帰ったあと、私はドキドキしていたままだった。
あんなカッコイイ人と喋って、
しかもいつもは無口、クールの人だよ?
意外と優しいし!

めっちゃドキドキしたー