…女の子の大きなおっぱいを。
「結局巨乳かよぉぉぉぉぉ!」
わたしは特別棟を抜けて学校を出た。
雪なんてかまわない。
走って、走って、走った。
陸に彼女ができたら、略奪するくらいでいようと思っていたけど、相手が巨乳じゃ勝ち目がないよぉ…。
「ふぇ…」
涙で視界が歪む。
それでも世界はどこまでも真っ白で、頭の中が真っ白になったわたしを歓迎してくれているみたい。
──ドサッ
わたしは膝から積もる雪の上に崩れ落ちた。
知らなかった。
恋がこんなに苦しいものだなんて。
どんなに自分が変わっても、相手に気づいてもらえなきゃ意味がないのに。
結局わたしはお姫様にはなれないんだ…。
乙女街道は、甘いばかりじゃなくて、とても苦かったみたいだね。

