堅物くんとの恋愛過程




そして、ふと気づく。



屋上には2人っきりだってこと。



「・・・」



「・・・」



文弥くんも同じことを思ったのか、あからさまに視線を泳がせ始めた。



「ふ、文弥くん・・・あのね」



「は、はい」



学校でこんな風に2人っきりになることなんて



最近では滅多にないことだったし、何より



デートすらままならなかったことで




私の文弥くんイチャイチャ潤いの泉は既に干ばつ状態。



少しでいい。



文弥くんとの甘い甘~いチャージタイム、私にください!!



だけど



「舞さん、少しだけ抱きしめさせてもらっても・・いいですか?」



「え」



「ここ最近、舞さん不足だったので・・・少し元気もらってもいいですか?」



まるで以心伝心したかのよう。



真っ赤な顔した文弥くんが戸惑いがちに、その腕を伸ばしてきた。



「はい、喜んで。少しと言わず、たっぷりとね?」