お盆が明けた。 今日から部活がある。 俺は散々迷って、結局行くことにした。 音楽室に入ると、桐谷先輩がすっと寄ってきた。 俺は瞬時に緊張した。 「……ねえ相原」 緑色の瞳からは、何の表情も読み取れない。