愛させろよ。

ほどなくして移された大部屋は、六人部屋だった。

俺は、一番ドアに近いベッドをあてがわれた。

同じ部屋の人たちに話せそうな人もおらず、俺はひたすら暇だった。

昼頃医師がやってきて、左手をこねくり回されて痛かった。

でも、暇がまぎれて嬉しくすらあった。