7時50分頃になって、桐谷先輩も姿を見せた。

「あ、藍ちゃん! おはよう!」

茉莉花先輩が、俺にしたのと同じように手を振った。

「おはようございます……」

うん?

俺は、桐谷先輩の様子にどこか違和感を覚えた。

茉莉花先輩は何も思わなかったようで、ソロがんばってね! とか言って行ってしまった。