蝶の行方は






祈「はい、餡蜜です!」



コトリとおかれた餡蜜からは、甘いいい香りがする。




沖「わー、いつもながらおいしそうですねぇ。

いただきます。」


土「…いただきます。」





一口、口に含むとほんのりとした優しい甘さが広がった。



だが、総司が食べる甘味としては甘さが控えめすぎる気がする。

こいつはいつも胸焼けしそうなぐらい甘いもんを食ってた気が…






祈「歳三さんのは甘さ控えめにしておきました。

そっちのほうが、食べやすいでしょう?」



その言葉に顔を上げると、祈織がきれいに笑っていた。






土「…あぁ。悪いな。」


祈「いえ。お口に合いました?」


土「おう。うまい。」







そう言うと、ほっとしたように微笑んだ。