ね、いいでしょう?と腕を引っ張られる。
祈織…
あの女には今は会いたくない。
沖「それに、あそこの店は団子がおいしいだけじゃなくて、看板娘の子がすごく可愛いんですよ。
きっと惚れちゃいますよ、土方さん。」
惚れねぇよ。と口では言ったものの、俺はもう、すでに…
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沖「こんにちはー。」
祈「あ、沖田さん!こんにちはー。」
先にのれんをくぐった総司が、あの女と話している。
俺も、行かなければ。
いや、いっそのこと帰ってしまおうか。
後で総司にどやされること間違いなしだが、今回は甘受してやろう。
くるりと踵を返し、一歩目を踏み出す。
祈「歳三さん!!」

