すると、ふわりと暖かい風が、俺たちを包んだ。 紫『ぁ……一くん。』 斎『ん?』 紫『お母様とお父様が、おめでとうって。』 斎『…あぁ。』 紫『あと、よろしくお願いします、って。』 斎『っ…あぁ。 必ず、今より幸せにしてみせます。』 青い空を見上げ、そう誓った。