真由side


翔輝君とお昼を食べて教室に入ろうと した時…



「ちょっと良いかな?水山さん?」



同じクラスの及川さんとその友達数人がいた。


「は、はぃ」


この人は私をイジメている張本人。


自分の手を汚すことはせず人を使って色々としてるらしい



着いた先は体育館裏だった


着いた途端



ドンっ


「あんた調子乗んないでね」


何の事か分からず首を傾げていると


「チッ 。だから白夜の皆様に近づくなっつてんの」


好きで近づいてる訳じゃないんだけどなー


「何で貴女達にそんな事言われなきゃいけないんですか?」




つい強気な態度を取ってしまった







「な、生意気何だけど〜。それにさ〜神田くんとも何仲良くしてんの?」




「そうそう〜神田くんは皆の王子様なんだよ?」



…私の前では俺様って感じがしたんだけどな



「白夜の皆様だって学校のアイドルみたいなものなの。分かる?」






皆がアイドル?有り得なくてフッと笑ってしまった





ヤバイと思った時には既に遅く…





「何笑ってんのよ!!こんな奴が姫とか
白夜の皆様も迷惑してると思うわよ?」



「そうそう!神田くんもきっとそうおもってるよ?」



「だから〜その代わりに私達が貴女に分からせてあげる」




そう言って及川さんは金属バットを持ってきた




これは流石にやばいんじゃ?
どうやって逃げようかな




「ちょっ!春奈、それはやり過ぎだって」

「何言ってんの?今更」


「わ、私知らないから!」



あ〜あ仲間割れしちゃったよ
「チッ。役に立たないわね」


なんて思いながらみてたら


「見てんじゃないわよ!!」


ぶんっ


及川さんがバットを振り回した


もうダメだと思って目を瞑ったら……パシッ



『大丈夫か?真由』





聞いた事のある声がして目をあけてみると

「翔輝!?」