いつも通り100mを 走ってくる悠隼 タイム測定の前に本当は 俺は悠隼にやめるように言おうと 思っていたがそんな時間なく はじまったこの時間 俺はただただ不安で仕方なかった 十数秒なのに長く感じた 悠隼のゴールと共に 悠隼のところに向かうと なんの知識もない俺でも 呼吸が苦しそうで 咳を無理に抑えているのもわかる