「あれ?知らない?…野々宮 海斗。 実は僕の友達だったりするんだけど。 おかしいな、向こうは従兄弟って言ってたよ?」 「…私、家のこと何も知らないの。 教えてもらってないの。」 「何も?知らないの?」 そう、何も知らない。 桜ちゃんと秋くんのことしか。