あの丘の上で【上】



「…桜ちゃん、秋くん!」


「雪菜ちゃん!まだ起きてたの?」


まず、キッチンで洗い物をしていた桜ちゃんと目が合った。


その後、その声に振り返った秋くんと。


「…何かあったんだな?」


滅多に聞くことの無い、お父さんの真面目な声。


記憶を取り戻して振り返ってみると、2人から受けた愛を、はっきり感じた。