Side雪菜 「これが、私の知る全て。」 そう言って、私に笑顔を向けた、琴ちゃん。 そして、首からネックレスを外し、机に置いた。 「これが、そのトランク。」 確かに、これは私にしか解けない結界。 「1つだけ、昔も今も雪菜を見てきた僕に言わせて欲しい。」 真剣な顔で響お兄ちゃんが言った。 「今の雪菜は心が弱い。 これを開けることで、相当な……とにかく、生半可な気持ちでは太刀打ち出来ない物だと思う。」