「ありがとう!琴音さん、ですよね?」 響お兄ちゃんの手紙に書いていたその名 前。 彼女にぴったり当てはまった。 コクコク、と頷いた彼女は、口を開いた。 「雪ちゃーん、可愛い!背、高いね!5センチくらい分けて欲しい…。 なんてね?初めまして、高瀬 雪菜さん。下野 琴音です。」 初めまして、じゃないんだろう。 誕生日を知っている程の友達なんて、私にはいない。 愛ちゃん達でも知らないもの。