あの丘の上で【上】



「お誕生日、おめでとう。雪菜。」


今は23時50分。


「ありがとう、響お兄ちゃん!」


「もうすぐ、他の人たちも来るから。待ってよう。」


すぐだった。


「雪ちゃん!お誕生日おめでとう!良かった、間に合って!」


響お兄ちゃんによく似た、私と同じか少し下くらいの女の子。


肩までのふわふわの茶色の髪。


私の誕生日を知ってて、祝ってくれる人。