あの丘の上で【上】



Side雪菜


「じゃあ、よろしくね?」


目の前でコクっと頷いた自分と同じ顔をした自分自身。


後はその子に任せて、例の部屋に向かった。


今は23時45分。


ちょっと早かったかな?


まだ、響お兄ちゃんはいなかった。


「あと、15分。」


1分1分が、長い。


今日は本当なら、1年で1番楽しみな日なのに。


もうすぐ終わるけど。