あの丘の上で【上】



「写真とか無いのー?」


「あるわよ?この間の。」


「見せて!」


沙羅さんがそれを取りに部屋に戻った。


ここがチャンスかも。


「琴、雪菜にはお前の記憶はないぞ。」


わかっているとは思うけど。


「…知ってる。でも、いいでしょ?大親友の、誕生日を祝うとか、それくらい、いいでしょ?」


「覚えてたのか。」


「当たり前!私、雪ちゃん大好きだもん!」


琴は変わってないなぁ…。


羨ましい。