あの丘の上で【上】



「手、出して?」


「手?」


素直に手を出すと、藤井君がポケットから何かを出した。


そして、それを私の手首につけた。


「ミサンガ?」


それは、真ん中に透明な水晶の付いた水色のミサンガだった。


「ちなみに色違い。ついでに作ってみたんだ。」


藤井君の手首にも、同じく水晶の付いた青のミサンガが着いていた。