あの丘の上で【上】



「高瀬さん、寒くない?」


「大丈夫だよ。…藤井君のラフな格好初めて見た。何だかあれだね、幼く見えるね。」


「元が童顔だから仕方ないの、気にしてんだから!」


「えぇー、褒めたつもりなのに…」


同なじ方向を向いているからか、いつも通りに話せる。


「ねぇ、高瀬さん、今日のことまだ怒ってる?」


「怒る?私、何も怒ってないよ!」