あの丘の上で【上】



「…みんな、寝てるからいいかな?」


真っ暗で少し心細かった。


部屋にあったキャンドルを持ってきて、火をつける。


その時、何処かのドアが開いた音がした。


振り返ると、バルコニーのところに藤井君がいて。


こちらに手を振っていた。