あの丘の上で【上】



「良くない!私も知りたいし!」


なんの恥ずかしげもなく言っちゃうかな?


まぁ他意は無いんだろうけど。


ちょっとしたイタズラ心で高瀬さんの膨らんだ頬を押しつぶした。


いわゆるタコの口になった高瀬さんが間抜けで、ぷはっと吹き出してしまった。


「高瀬さん間抜け顔!」


すると、顔を真っ赤にして沙羅さんのところに走って行ってしまった。


あらー、怒らせちゃったかな。


「拓馬くん、そろそろ家に戻りましょう?ご飯は今から作るから少し待たせてしまうけれど。」


「はい。」