「今日はどのような用件でしょうか。」


「…私には何も聞かされておりません。後は代表に。」


そう言って連れて行かれた部屋。


私でも何回かしか入ったことのない部屋。


「失礼いたします。お久しぶりです、本宮会長。」


本宮様、能力者を取り締まる暗部のトップ。


「やぁ、高瀬さん。そこに座りなさい。全員が集まってから話を始める。」


「全員…私以外はどなたでしょうか?」


「集まればわかる。座っていなさい。」