あの丘の上で【上】



はっと右を見てみると、藤井くんがじっとこちらを見て言った。


「できるよ。高瀬さんなら。」


「…できないよ。」


右手がぎゅっと握られる。


「高瀬さんならできる。」


「…わかってない。何もわかってないよ。藤井くんは!私の何を知ってるの!?私の気持ちがわかるの!?」