あの丘の上で【上】



「あるわよ。
…世界の軸を戻す、それがオリジナルの仕事なのかもしれないわね。
…自分の正しいと思う道に進みなさい。経験者は語る、よ。」


そう言って、沙羅さんは微笑んだ。


「私には…何が正しいのかも、何もわからない。わからないです!私なんかに…」


続きを言おうとした時に、右手に温かいものが触れた。