あの丘の上で【上】



反人類派は人間界への進出を目論んでいる。


おそらく、大きな事件が起こるだろうということだった。


「オリジナルは、世界を変えられるほどの力を持っているの。これが、あなたへの試練なのかもしれないわね。」


「試練…世界の運命に関わることが、試練?私には…そんな力ないです。」


そんな大きな能力も、それに耐えうる精神力も、何もかも欠けている。


そんな私に何ができるのよ…