あの丘の上で【上】



「結婚したから、かしらね。
…私の夫は悪魔、なのよね。」


「えっ!?」


「さっき、違う時間の流れで生きてるって言ったでしょ?私は悪魔と結婚という契約を交わしたの。愛する人と同じ時間を過ごすために。」


「今日は旦那さんは?」


「今は悪魔界に情報収集に行っているの。たぶん、あと2、3日くらいで帰ってくるわ。それより、オリジナルの話ね。と言っても、私から言えるのは1つしかないのだけれど。」


微笑みながら沙羅さんは言った。