「高瀬さん、歩ける?靴、大き過ぎる?」 「ちょっと大きいけど…藤井君は?足、痛くない?…ごめんね?」 「地面が湿ってて逆に気持ちいいよ。…立てる?」 空いている左手を差し出すと、高瀬さんがその手を取って立ち上がった。 「よし、行こうか!」 「手…繋いだままでいい?」 「!…もちろん。」 まさか、手を繋いだままでいいと言われるとは思っていなかった。