あの丘の上で【上】



「私の心配?」


「え、あの時他に何かあった?」


次第に彼女の顔が緩んでいって、最後には笑い出した。


「あはは、変なの。
私、心配されるほど弱くないからね?」


「そんなことわかってるよ。
でも前、倒れたでしょ?」


「最近は任務も無いから有り余ってるもん。…でも、ありがとう。
…そっか、心配してくれたんだ。」


最後の言葉は独り言のようだ。