この話は、箝口令を布かれるくらいのタブー。 「ごめんなさい…忘れてください、この話は。」 其の後、私は言葉を発することができなかった。 沈黙が場を支配していた時、音がなった。 この空気とは不釣り合いの、明るい音。 着信音だ。 「…雪菜、ごめん。 もう、時間がないみたいだ。…帰ろう。」 「…はい。ありがとうごさいました。」 来た時と同じ様に、下野さんの手を取って学園のグラウンドに戻った。